誰が、教えてくれる?

パラモーターをやってみたいと考えている人の中には、装備がそろって、練習する環境さえあれば、YouTubeなどを見ながら、独学で飛ぶことができると考えている人がいるかもしれません。しかし、自分の経験からしてもそれは大きなリスクを背負うことになると思います。
どうでしょうか。車の運転を独学でやって、一発勝負で試験を受けに行きましたか?普通は教習所の座学で交通法規や車の構造などを勉強した後、実技練習に入りますよね。パラモーターも同じです。フライトスクールでしっかりとしたカリキュラムに沿って有資格者のインストラクターから、最低限の知識やスキルを得ることは不可欠です。
地面を数十メートル、数百メートル離れて、空を飛ぶのですから、車ではあまり必要のない気象や空の交通ルール、グライダーはなぜ浮くのか、エンジンや燃料に関する知識も必要ですよね。そうした知識はスクールで学びます。
そうした知識を得て、あるいは得ながら、実技訓練が必要です。独学の場合は、たまたま巧くいってしまうこともなくはないのですが、無駄な時間を費やし、間違った方法で自分自身の命を危険にさらすことさえ考えられます。
私の場合は、ネットで検索し、直接訪問した茨城県常総市大崎町の株式会社ラ・ムエッティにお世話になっています。貴方にも自分の居住地からの距離などを勘案して自分に合ったスクールとインストラクターを選びましょう。

小林 明
Akira Kobayashi
About the Author
1953年、広島県比婆郡(現庄原市)に生まれました。趣味は、映画鑑賞、パラモーター、セスナの操縦(免許はシンガポール大使館在勤中に取得)、スキー、居合道(全日本居合道連盟五段)等です。本職は明治大学で留学や国際教育について教えています。多様な海外留学・活動プログラムを企画実施したり、学生にアドバイスすることも大切なことです。