基本的な装備品以外, 何が必要?

基本的な装備品が揃えば、基本的には飛ぶことができます。しかし、練習を始めた貴方は、機材が揃ってもすぐには飛べないということが身に染みて分かっているはずです。
そうです。ハードだけでなく、ソフト面の準備が必要です。そしてそれは、意外と面倒なもので、一朝一夕とはいきません。以下、何が必要か見てみましょう。
簡単に言えば、教育訓練です。
机上学習
- 飛ぶ原理(なぜ地面から浮くことができるか、等)
- 基本装備品の構造と役割(エンジン、グライダー、ライザー、ハーネス、等)
- 気象(風の強さ、速度、方向・方角、等)
- フライト前チェック(エンジン、グライダー、ライザー、ハーネス、等)
- 飛行中の緊急事態への対応(エンジン停止、グライダー破損、不時着、等)
地上訓練
- グライダーの扱い(クロスでの立ち上げ、フロントでの立ち上げ)
- エンジンの扱い(メインスイッチ、チョーク、スロットル、スターター等)
- エンジンを背負っての立ち上げ
- エンジンの推力とスロットルワークの確認
- エンジンをかけての立ち上げ
- フライト前チェック(グライダー、エンジン、プロペラ、ハーネス等)
- 無線によるコミュニケーション
観察学習
- インストラクターや他の練習者のグライダー操作
- インストラクターや他の練習者の離陸・着陸訓練
- YouTubeなどの推薦動画
以上は、私の体験を通しての気づき程度と考えてください。スクールやインストラクターによっては、さらに詳しく、専門的なソフト面のサポートがあるはずです。Happy Training!

小林 明
Akira Kobayashi
About the Author
1953年、広島県比婆郡(現庄原市)に生まれました。趣味は、映画鑑賞、パラモーター、セスナの操縦(免許はシンガポール大使館在勤中に取得)、スキー、居合道(全日本居合道連盟五段)等です。本職は明治大学で留学や国際教育について教えています。多様な海外留学・活動プログラムを企画実施したり、学生にアドバイスすることも大切なことです。